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実は通じない!?気をつけたい日本語英語

今度電車に乗ったら、「視界に入る電車広告の中にいくつカタカナの言葉があるかな?」と数えてみてください。または、1つのテレビCMの中でも構いません。日本語には、たくさんの外来語がカタカナ文字になって使われていることにすぐにお気づきになると思います。

その中には、英語やその他の外国語をそのままカタカナの読み方にして同じ意味で使われている「スカート」などもある一方で、本来の意味とは違った意味で使われているものや、日本で生まれた英語風の言葉、いわゆる「和製英語」と言われるものがたくさんあります。

今回は、タイトルにあるように実は海外で通じない、日本語英語をジャンル別にまとめてみました^^ 言いたいことがちゃんと伝わるように、ぜひ知っておきましょう!

【建物系】

・アパート

日本語でアパートは賃貸の建物または部屋のことを表しますが、アメリカ英語では “apartment” と言います。ちなみに、イギリス英語では “flat” と言います。

・マンション

英語で “mansion” の意味は「大邸宅、豪邸」です。日本で言う「マンション」は英語では「アパート」と同じように “apartment” と言ったり、 “condominium(=condo)” と言います。“apartment” が賃貸であるのに対して、“condominium(=condo)” は分譲マンションや分譲住宅のことです。

・ガソリンスタンド

これも和製英語で、英語では “gas station” と言います。発音するときにはgasに母音の「ウ」を付けないことと、gasとstationとつなげて言うことを意識しましょう。

・スーパー

“super” だけだと「素晴らしい」や「とても、非常に」の意味になってしまいます。(例) He is a super nice man.「彼はとてもいい人だよ。」

英語では 「スーパー」は、“supermarket” と言います。

【衣服系】

・チャック

チャックと言っても全く通じないので “zipper” と言いましょう。「ジッパー」というカタカナ英語も聞いたことがあるのでは?

・パーカー

「パーカー」と言うと、フード付きのスウェットシャツのことを指しますよね。しかし英語では “hoodie” と言います。”hood” 「フード、頭巾」に由来しています。ちなみに “hood” の母音は「ウー」ではなく、短い「ウ」です。

・ズボン

「ズボン」は英語ではなく、フランス語 “jupon” に由来しています。アメリカ英語では “pants”、 イギリス英語では “trousers” と言います。ちなみに、ズボン1着の場合も必ず複数形のsが付きます。例えば、ズボン1着は “ a(one) pair of pants(trousers)” 、2着なら “two pairs of pants(trousers)” 、「このズボン」は “these pants” と言います。

【家の中系】

・エアコン

日本語ってなんでも短縮が好きですよね^^ 「エアコン」は英語の “air conditioner” を短縮した形です。英語でも長いのでよく “AC” と短縮して使われます。

・コンセント

音が似ている英単語 “consent” の意味は日本語とは全く違い「承諾する、同意する」です。英語では、 “outlet”“socket”、または “plug” と言います。

・レンジ

音が似ている英単語 “range” は「範囲、領域、距離」を表し、これもまた全く違う意味になってしまいます。英語の電子レンジは、 “microwave oven” または単に “microwave” と言います。 ちなみに、 “oven” の母音oの発音は日本語のように「オー」と伸ばさず、短く詰まった「ア」のような音になります。

・コンロ

コンロはなんと漢語の発音に由来しています。英語では “stove” と言います。「ガスコンロは」 “gas stove”、「電気ストーブ」は “electric stove” です。日本語の暖房器具の「ストーブ」は英語では “heater” と言いますよ。

【仕事系】

・オーエル (OL)

これはもともと “office lady” の頭文字ですよね。しかし、英語では “I’m an office lady.” とは言いません、特に専門職や名前のある職業に就いているではなく、オフィスで働いている方は、 “I’m an office worker.” と言いましょう。

・サラリーマン

これも「オーエル」と同じで、 “office worker” と言えます。 “salary” とは給料のこと。最近では英語でも “salary man” という言葉が使われることもありますが、これはなんと日本語の「サラリーマン」が逆輸入されて英語になったものです!

また、使われる際は「重労働を強いられ、残業が多く、大学卒業後ずっと同じ会社で我慢しながら働く日本の会社員」のようなネガティブなイメージで使われることが多いです。そのため、ネガティブな意味を伝えたくなければ “office worker” と言いましょう。

・ノートパソコン

英語では “laptop (computer)” と言います。 “lap” =「ひざ」の “top”=「上」で使えるパソコンということから、持ち運びできる小型のパソコンのことを“laptop” と言うようになりました。

・クレーム

日本語では「顧客からののクレームに対応する」など「サービスに対する苦情」の意味で使われますよね。英単語 “claim” は「〜を主張する、要求する」の意味で、日本語と同じ意味ではありません。英語は “complain” と言い、「クレームを言う」は “make a complain” 「顧客からのクレームに対応する」は “deal with customer complaints” のように言います。

・ファックス

これは英語でも “facsimile” の省略形 “fax” と言いますが、発音要注意です!!日本語の「ファ」の母音「ア」の発音で言うと、英語の放送禁止用語 “fuck” と聞こえめちゃくちゃ気まずくなるかもしれません^^; 発音するときは、「ア」と「エ」の中間音をイメージし、少し長めに「ファー」と言うようにしましょう。

・アルバイト

これは英語ではなくドイツ語が起源の単語です。英語では “part time job” と言います。「ここでアルバイトしてます」と言いたいなら “I work part time here.” と言います。

【車系】

・アクセル

車を加速させるときに踏むペダルのことを「アクセル(ペダル)」と言いますよね。これは英語の “accelerator” から来ていますが、英語は日本語のように省略されません。 そのまま“accelerator” または、“gas pedal” と言います。

・ハンドル

英語の名詞 “handle” は「何かの取っ手」のことです。車のハンドルのことは、英語では “steering wheel” と言います。 “steer” は「〜を操縦する」、”wheel” は「車輪」のことです。

【食べ物系】

・ホットケーキ

英語で “I want a hot cake” と言ったら、熱々のケーキを渡されるかもしれません^^; 日本語でいう「ホットケーキ」は英語では “pancake” と言います。日本では「パンケーキ」と「ホットケーキ」どちらも聞きますが、英語ではどちらも “pancake” と覚えておきましょう。

・バイキング

“viking” は食べ放題の人気レストランの名前から来ているようです。これは完全に和製英語なので、食べ放題は “buffet”(名詞)、 “all-you-can-eat”(形容詞)を使いましょう。食べ放題のレストランは “(all-you-can-eat) buffet restaurant”と言います。“buffet” の発音は「ビュッフェ」ではなく「バフェィ」のようになるので注意です。

・フライドポテト

“fried potato” という言葉が全く間違っていることはありません。ただ、これは単に「揚げたポテト」のことを指すので、じゃがいもを切って揚げたものも、ハッシュドポテトも、日本のフライドポテトも“fried potato” に含まれます。日本語のフライドポテトをイメージするものは、アメリカでは “french fries”イギリスでは “chips” と言います。

・パン

「パン」はラテン語の “pains” に由来します。英語では “bread” です。「パン1斤」は “a loaf of bread”、「パン1枚」は “a slice of bread”、「パン1切れ」は “a piece of bread” と言います。

・ショートケーキ

日本語の「ショートケーキ」のイメージは「スポンジケーキに生クリームやイチゴなどのフルーツでデコレーションしたケーキ」ですが、英語で “short cake” は、イメージとはちょっと違ったものです。日本のイメージの「(イチゴの)ショートケーキ」は英語で “(strawberry) sponge cake” と言います。

・アイスコーヒー

“ice coffee” ではなく、形容詞の ”iced” =「氷で冷やした」を使い、 “iced coffee” と言います。

・コーラ

私たちが言う飲み物の「コーラ」は “coke” または “pepsi” です。この時 “coke” は「コカコーラ」、“pepsi”は「ペプシ」の銘柄を指します。

【身の回りのもの系】

・ペットボトル

英語では “plastic bottle” と言います。 “pet bottle” と言うと、動物用の哺乳瓶?と思われてしまうかもしれません^^; 

・シャーペン(シャープペンシル)

“sharp pencil” と言うと「先が尖ったペン」の意味になってしまいます。「シャーペン」と言いたい時は、“mechanical pencil” と言いましょう。

・ボールペン

ボールペンだから “ball pen” かな?と思いますよね。しかし英語は “ballpoint pen” と言います。

【その他よくある紛らわしい日本語英語】

・カンニング

日本語だと「テストで隣の人の回答をカンニングする」というように「不正行為」のことを指しますよね。しかし、英単語の “cunning” は全く違う意味で「狡猾な、ずるい」という意味の形容詞です。「テストでカンニングする」と言いたかったら “cheat in(on) an exam” というように、動詞 “cheat” を使います。

・スマート

日本語の「スマート」は「スタイルが良い、細身の」というイメージで使いますよね。しかし、英語の “smart” は見た目ではなく、「賢い」という意味で使われます。魅力的だという意味で「彼女細いわね〜」と言いたかったら “She is slender.”“She is slim.” のように言います。

・ファイト

日本では応援するときの掛け声で「ファイト〜!」とよく言いますよね。しかし、応援のつもりで “Fight!” というと「どういう意味?」と思われてしまうかもしれません^^; 英語の “fight” は名詞だと「戦い」、動詞だと「戦う」の意味になってしまいます。“Fight!” は命令形で「戦え!」になってしまうんですね。応援するときの表現は、 “Good luck!” “You can do it!” または、“Break a leg!” なんてものもありますよ。参考にしてください^^

まとめ

私たちはカタカナの単語をたくさん知っています。英語を話すときは、その知識をそのまま使えるものと、ちょっと修正しなきゃいけないもの、そして正しい単語に置き換えないと通じないものがあります。せっかく知っている語彙をフルに活用するためにも、今回ご紹介したような日本語英語に気をつけたいですね!^^

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